北海道は、本州よりも敷地が豊富なので、マイホームを建てる人が多い傾向にあります。
「北海道に家を建てよう」と考えている方もいるのではないでしょうか。
とはいえ、賃貸に住んでいたり、遠方から越してきたりする方では北海道の家にはどのような構造・工夫があるのかわかりませんよね。冬の寒さに耐える対策も必要になります。
そこでこの記事では、北海道で家を建てようと考えている方に向けて、以下の内容を解説します。
- 家の構造の特徴
- 寒さ対策
- 建てる際の注意ポイント
記事を読むことで、北海道の家の構造の特徴がわかり、マイホームを建てる際のヒントを得られるでしょう。
「冬でも快適に過ごせる家を作りたい」「マイホーム作りで失敗したくない」と考えている方は、ぜひご一読ください。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでしまった)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。

はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。
もっと安くてもっと条件良く高品質の住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては1,000万円以上の大きな損をしてしまうことになるのです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい。
「情報収集しすぎ」と家族や友人に言われるくらいで丁度良いのです。
とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いでしょう。
そんな背景もあり、昨今では、条件にあった住宅メーカーにまとめて資料請求を依頼できる「一括カタログサイト」が増えていますが、中でもおすすめなのが大手が運営する下記の3サイトです。
この3サイトはどれも、日本を代表する大手企業が運営しているため審査が非常に厳しく悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避ける事ができます。
また、カタログを取り寄せたからといって無理な営業もなく気軽に利用でき非常にメリットが大きいサービスです。
3サイトの中でどれか1つ使うなら、
を使っておけば間違いないでしょう。
また、より慎重に絶対に失敗したくない方は絶対に工務店、絶対にハウスメーカーと決めつけずに1社でも多くの会社から資料を取り寄せてしまいうのがおすすめです。
「ハウスメーカーで考えていたけど、工務店の方が理想な家づくりが出来るし高品質だった」
「工務店で考えていたけど、意外と安く建てられる思いもよらないハウスメーカーと出会えた」
このような事は非常に多くあります。
また、なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。 
後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
LIFULL HOME’S・・・ローコスト住宅のカタログ中心
SUUMO・・・工務店のカタログ中心
家づくりのとびら・・・ハウスメーカーのカタログ中心
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
それでは解説をしていきます。
北海道の家の作り3つの特徴

北海道の家には、以下3つの構造・工夫を施されていることが多いです。
- 屋根が平らになっている
- 玄関フードを設けている
- 二重窓になっている
イメージが沸きやすいように、写真とあわせて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1.屋根が平らになっている
北海道の屋根は、雪を滑り落とす落雪屋根と、敷地へ落とさない無落雪屋根に大別されます。無落雪屋根には、M型スノーダクト、フラット屋根、非滑雪勾配屋根などがあります。
方式ごとに、落雪範囲と雪庇の出方を確認してください。設計積雪荷重に加え、排水口の詰まりやすさも要点です。すが漏れの危険があり、大雪時は無落雪屋根でも雪下ろしが必要になる場合があります。
2.玄関フードを設けている

玄関フードは、玄関の外に設置されたガラス製の小さな部屋です。「風除室」とも呼ばれています。
玄関フードには、雪や寒さを防止する役割があります。さらに、雪かきや長靴を保管したりする際に使用することが多いです。
3.二重窓になっている

二重窓は、家の温かさをキープするために使用されます。近年では、三重窓(トリプルガラス)が採用されることも多いです。
なお、北海道の窓には、雨戸をつけられません。窓が凍ってしまい、開閉ができなくなるためです。
プロが教える北海道の家の寒さ対策5選

北海道は、本州よりも寒さが厳しいです。そのため、主に以下5つの寒さ対策を施されていることがあります。
- 断熱性が高い
- 気密性に優れている
- 暖房の種類が豊富である
- 暖房効率を下げない換気をしている
- 雪に対応できる道路を作っている
水道管は、最低気温がマイナス4℃以下になると凍結の危険が高まります。長期不在時も水抜きを忘れないでください。外壁際や北向き、風当たりが強い場所を避けて配管します。保温材と水抜き設備を設け、水落としができる配管計画にしましょう。
1.断熱性が高い
断熱性とは、外の冷気や熱を室内に入れないよう遮断する性能を指します。
断熱性が高ければ、室内の温度が外気温に左右されません。そのため、寒さが厳しい冬でも快適に過ごせるのです。
2.気密性に優れている
気密性とは、外と室内の空気の出入りをどれだけなくしているかを指したものです。
気密性が高いと、外の冷たい空気が入りにくくなります。さらに、室内の温かい空気が外に出にくくなるのです。
そのため、北海道の家の寒さ対策として重要なポイントとなります。
3.暖房の種類が豊富である
北海道の家では、暖房の種類が豊富です。なかには、本州の家では採用されていないものもあります。
使用されている主な暖房と特徴は以下の通りです。
| 種類 | 特徴 |
| セントラルヒーティング | 家全体を24時間温められる |
| ファンヒーター | 狭い範囲を素早く温められる |
| FF式ファンヒーター | 屋外から燃焼用空気を取り入れ、排ガスも屋外へ出す |
| 寒冷地用エアコン | 一般的なエアコンよりも暖房性能が高い |
| 床暖房 | 足元から温められる |
セントラルヒーティングは熱源名ではなく、家全体へ熱を供給する方式です。比較するのは、熱源と初期費用です。運転費と立ち上がり、部屋間の温度差も確かめます。停電時に使えるかも重要な条件。寒冷地用エアコンは、建築地の冬季最低気温に対応する機種を選んでください。FF式機器は、給排気口が雪で埋まらない位置と高さに設置します。
4.暖房効率を下げない換気をしている
住宅には原則として、換気回数0.5回/時以上の24時間機械換気設備が必要です。
換気設備を止めると、湿気や汚れた空気を排出できません。省エネのために停止せず、定められた風量で運転してください。
熱交換換気は、排気の熱を給気へ移し、換気時の熱損失を抑える仕組みです。フィルターを清掃し、給排気口の積雪や凍結を防ぎます。ダクト内の結露にも注意が必要。
5.雪に対応できる道路を作っている
北海道の住宅では、道路ではなく私有地のアプローチや駐車場に融雪設備を設ける場合があります。
ロードヒーティングとは、舗装の下に電熱線や温水管を設け、その熱で雪を溶かす設備です。
公的な北海道向け設計資料は、敷地内で雪を処理できる堆雪空間の確保を基本としています。ロードヒーティングや融雪槽はエネルギーを使うため、設置範囲を必要最小限に抑えます。
採用する場合は、玄関までの歩行部分や駐車場など、除雪負担を減らしたい範囲に絞ります。
プロが教える北海道の家の工夫7選

北海道に家を建てる際には、構造以外にも注意すべきポイントがあります。
- 耐久性・耐震性は高いか
- 高断熱・高気密を意識する
- 採光性・通風性の良い間取りにする
- デザイン性や流行に流されない
- 収納計画を立てる
- 実績が豊富なハウスメーカーを選ぶ
- アフターフォロー・サービスの内容を確認する
どのポイントも、マイホーム作りでは必ずチェックしておきたいものです。ぜひ確認しておきましょう。
1.耐久性・耐震性は高いか
北海道では、地中の水分が凍って地盤を押し上げる「凍上」にも備える必要があります。凍上や凍着凍上は、基礎・ポーチ・設備基礎を損傷させるおそれがあります。非凍上性材料への置換や排水を組み合わせ、基礎は凍結深度より深く根入れします。条件に応じて、基礎外周へスカート断熱を設ける方法もあります。
2018年の北海道胆振東部地震では、最大震度7を観測しました。住家被害は、全壊491棟、半壊1,818棟でした。一部損壊は47,113棟です。
構造計算では、建築地ごとに定められた垂直積雪量を使います。道内でも千歳市は80cm、北広島市は140cm、ニセコ町は230cmです。屋根の形だけでなく、その地域の設計積雪荷重に適合する構造が欠かせません。
耐震等級とは、建物が地震に対してどの程度の倒壊・崩壊防止性能を持つかを示す指標です。耐震等級1は建築基準法相当、等級2は1.25倍、等級3は1.5倍の地震力に対する性能を示します。
耐震等級が高くても、地震による無被害を保証するものではありません。耐震等級と設計積雪荷重の両方を設計者へ確認してください。
2.高断熱・高気密を意識する
2025年4月以降に着工する住宅は、省エネ基準への適合が義務化されています。北海道では、法定基準を最低ラインとして性能を比較する視点が欠かせません。
UA値は、建築地の地域区分と暖房費を踏まえ、設計値を比べましょう。
一次エネルギー消費量は、冷暖房や換気などで使うエネルギーを熱量に換算した値です。UA値と一緒に比較すると、断熱と設備の両面から年間の負担を判断できます。
3.採光性・通風性の良い間取りにする
北海道に家を建てる際には、採光性と通風性に配慮します。加えて、冬と夏の使い分けを考えることが大切です。
冬は低い角度の日射を南面から取り込み、暖房負荷を抑えます。夏は南面の軒・庇や外付け日よけで、高い角度の日射を遮る設計が有効です。
夏の夜間や朝方は、外気温が室温より低い時間に通風すると室温を下げやすくなります。日中の熱気を入れないよう、窓を開ける時間帯も決めておきましょう。
建築地の日当たりと風向きを調べ、冬の日射取得と夏の日射遮蔽を両立できるかシミュレーションで確かめてください。
4.デザイン性や流行に流されない
北海道に家を建てる際には、デザイン性や流行に流されないようにしましょう。暮らしにくい間取りになったり、予算をオーバーしたりする恐れがあるためです。
例えば、ウォークインクローゼットやウォークスロークローゼットは収納スペースが増えるため、人気の間取りです。しかし、その分床面積が増えるため、住居スペースが狭くなったり、建築コストが上がったりしてしまいます。
デザイン性や流行に流されてしまうと、暮らしや予算に見合わないマイホームになる恐れがあります。暮らしやすい家を作るためには、メリット・デメリットを踏まえて間取りを決めることが大切です。
5.収納計画を立てる

マイホームの収納計画では、除雪道具をすぐ出せる外部収納の位置まで決めることが大切です。玄関と駐車場の近くなら、雪かきの前後に道具を運ぶ距離を短くできます。
敷地内の堆雪場所と屋根からの落雪範囲を先に決めます。駐車場から玄関までの動線に雪がたまらない配置も欠かせません。
アプローチ兼用カーポートや組み込み車庫を組み合わせると、除雪する面積を減らせます。雪を運ぶ経路まで図面に落とし込むことがポイント。
6.実績が豊富なハウスメーカーを選ぶ
北海道にマイホームを建てる際には、実績が豊富なハウスメーカーを選びましょう。実績が多ければ、家作りを安心して任せられる可能性が高くなるためです。
特に、北海道の家は、本州の家とは異なる特徴を持っています。そのため、北海道の家作りに詳しくないハウスメーカーに依頼すると、寒さや雪に耐えられないマイホームとなってしまう恐れがあります。
マイホーム作りでは、ハウスメーカー選びが重要です。公式サイトを確認したり、実際に問い合わせたりして、北海道の家作りの実績が多いかを確かめましょう。
複数社の特徴を比較するなら、資料の一括請求がおすすめです。1社ずつ問い合わせをするのでは手間がかかってしまうので、一括請求で効率的にリサーチしましょう!
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
7.アフターフォロー・サービスの内容を確認する
新築住宅では、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に10年間の契約不適合責任があります。
建設業者と宅地建物取引業者には、保険加入または保証金の供託による資力確保が義務付けられています。
設備保証と定期点検は、会社が独自に定めるサービスです。延長保証も同じ扱いなので、10年の法定責任と分けて期間や条件を比べてください。
まとめ

北海道の家は、本州の家とは異なる構造をしています。例えば、屋根が平らになっていたり、玄関フードを設けていたりするなどの特徴があります。
さらに、北海道の家では寒さ対策は必須です。「断熱性・気密性を意識する」「暖房効率を下げない換気をする」などして、冬の厳しい寒さを乗り越える工夫が施されています。
北海道で家を建てる際には、ハウスメーカーや工務店などの複数の資料を請求することをおすすめします。メーカーごとの違いがわかるため、ライフスタイルや予算にあったマイホーム作りをおこなえるでしょう。
効率的に資料を揃えるには、複数社のパンフレットを一度に取り寄せできる一括請求を試してみてくださいね。
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
この記事の監修者
井口 梓美(いぐち あずみ)
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。顧客に寄り添ったプランニングで新人賞を受賞。
その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ入社。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。
自らも宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーの資格を有し、「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。




