<記事の情報は、2023年8月27日時点のものです>
防音室を作りたいものの、どのハウスメーカーを選べばよいのか迷う方は少なくありません。
ピアノやドラムの音、線路や幹線道路から入る騒音では、確認すべき性能が異なります。
メーカーの公表値には、壁のRrや室間のDr、床のLr、A特性の減音量が混在します。数値の大きさだけでは、遮音性を正しく比べられません。
外壁、窓、床、防音室を同じ条件で確認し、目的の音に合う仕様を選んでください。必要な対策は、音源や周辺環境によって変わります。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでしまった)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。

はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。
もっと安くてもっと条件良く高品質の住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては1,000万円以上の大きな損をしてしまうことになるのです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい。
「情報収集しすぎ」と家族や友人に言われるくらいで丁度良いのです。
とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いでしょう。
そんな背景もあり、昨今では、条件にあった住宅メーカーにまとめて資料請求を依頼できる「一括カタログサイト」が増えていますが、中でもおすすめなのが大手が運営する下記の3サイトです。
この3サイトはどれも、日本を代表する大手企業が運営しているため審査が非常に厳しく悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避ける事ができます。
また、カタログを取り寄せたからといって無理な営業もなく気軽に利用でき非常にメリットが大きいサービスです。
3サイトの中でどれか1つ使うなら、
を使っておけば間違いないでしょう。
また、より慎重に絶対に失敗したくない方は絶対に工務店、絶対にハウスメーカーと決めつけずに1社でも多くの会社から資料を取り寄せてしまいうのがおすすめです。
「ハウスメーカーで考えていたけど、工務店の方が理想な家づくりが出来るし高品質だった」
「工務店で考えていたけど、意外と安く建てられる思いもよらないハウスメーカーと出会えた」
このような事は非常に多くあります。
また、なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。 
後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
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それでは解説をしていきます。
おすすめハウスメーカー遮音性ランキング

遮音性は、数値の大きさだけでなく、何を測った値なのかまで確認します。
外からの空気音、室間の音、床衝撃音、ドラムの振動、専用防音室の有無が比較軸です。
Rr、D・Dr、Lr、A特性の減音量は、それぞれ測定対象が異なる指標です。同じ周波数、仕様、試験条件で測った参考値だけを比べてください。積水ハウスの「音と家」は6つの空間スタイルを設定しています。富士住建の防音室は、用途に応じた3段階の追加オプションです。
防音性に優れたハウスメーカー2選【木造偏】
木造住宅では、外壁の透過損失に加え、窓や換気口の仕様も確認が必要です。
ピアノやドラムを使う場合は、床から伝わる固体音も切り分けてください。
専用防音室を設けるなら、室内寸法や空調、防音ドアまで含めた仕様確認が欠かせません。
おすすめ木造住宅メーカー①:木下工務店
- 防音性:-40dB
- 防音性以外のおすすめポイント:耐震性、高断熱性、完全自由設計
木下工務店が造る家は、発砲断熱材と言う素材を建物の躯体部分に直接吹きかけることで、高気密な住宅を実現させており、防音性にも優れています。
メーカーの実験データでも、屋外が70dBの騒音のケースで屋内は30dBであったとの結果が出ています。
防音性以外の特徴としては、発砲断熱材による高気密、高断熱の家が実現できることです。
高気密・高断熱により、屋外との不要な熱交換を少なく出来る為、夏は涼しく、冬は暖かく保つことが出来る為、快適に生活することが出来ます。
また、同社は、施工技術が高いため、住宅の設計においては法令に違反しない限り、基本的に完全自由設計となります。
「自分が思い描く家を建てたい」、「みんなが快適な家を建てたい」、そんな思いの人におすすめしたいハウスメーカーです。
おすすめ木造住宅メーカー②:住友林業
- サッシを除く外壁部:約70dBから約35dBへ低減する目安
- 防音性以外のおすすめポイント:耐震性、耐風・耐積雪性、構造設計力
住友林業は、マルチバランス構法と言う最新技術を使って、建物の躯体部分の構造にこだわった所謂、「強い家づくり」が可能です。
防音性においては、外装材、通気層、断熱材、石膏ボードなどを何層にも重ねて設計されており、高い遮音性を実現させています。
前提として、幹線道路脇の騒音レベル(70dB)を人が静かであると感じる35dBまで低減することを想定しており、防音性はとても高いと言えるでしょう。
防音性以外のおすすめポイントは、まず強靭な躯体部分による耐震性の高さと、高い外構技術による耐風・耐積雪性です。
災害が多い日本であるからこそ、災害に強い家づくりはとても重要です。
住友林業では、台風や積雪、大雨などの災害を想定した家づくりをしている為、「災害に強い家づくり」の代表と言えます。
また、住友林業では、基礎構造、建物構造の設計時、独自に開発した構造計算システム「WiNX(ウィンクス)」を用いて設計しており、その土地に合わせた最適な構造設計が可能です。
まさに、日本の最新技術を使った強靭な家づくりができますので、家族が安心して暮らせ「強い家づくり」を目指したい人におすすめのハウスメーカーです。
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防音性に優れたハウスメーカー【軽量鉄骨偏】
ここでは、軽量鉄骨造住宅を扱うおすすめハウスメーカーをご紹介します。
木造であれば、どこのハウスメーカー、工務店でも取り扱いがありますが、軽量鉄骨造となると、扱っている業者も絞られてきます。
木造と比較して防音性はあまり変わらないと言う声もありますが、最新技術を持ったハウスメーカーが作る軽量鉄骨造住宅は造りもしっかりしていて防音性にも優れています。
大手ハウスメーカーにおいては、軽量鉄骨造りの住宅をメインで扱っているところが多いので、有名メーカーにお願いしたいと言う人にはピッタリかも知れません。
おすすめ軽量鉄骨造住宅メーカー①:パナソニックホームズ
- 防音性:-50dB
- 防音性以外のおすすめポイント:耐震性、換気性、綺麗が続くタイル外壁
パナソニックホームズは、大手電機メーカーパナソニックの住宅事業部門として設立された会社であり、時代に合ったハイクオリティな家づくりにより人気の高いメーカーです。
防音性においては、HS構法による多層構造の外壁、遮音床、遮音サッシの採用により、高い防音性を実現しています。
遮音レベルは、-50dBであり同じ軽量鉄骨造のハウスメーカーの中でもトップクラスと言って良いでしょう。
防音性以外では、適用条件のある「地震あんしん保証」を用意しています。
地震の揺れによる全壊時は建て替え、半壊時は補修を行う制度です。
同社のコンセプトが家の「強さと暮らしやすさ」を追求することであり、地震に対する強さは保証の面からも自信を持っていることが分かります。
また、家の中の換気、空調システムについても優れており、家の中の空気がいつもきれいで且つ、温度変化が少なくなる構造となっています。
家の中だけでなく、外構にもこだわりがあります。
外壁には、光触媒タイル外壁と言う汚れが付着しにくいことに加えて、雨や風で汚れが落ちやすい素材を使用している為、外観を常にきれいに保つことが出来ます。
最先端の技術を使った安心で快適な新しい家づくりに挑戦してみたい人におすすめしたいはハウスメーカーです。
おすすめ軽量鉄骨造住宅メーカー②:大和ハウス
- 減音目安:やすらぐ家45dBA、奏でる家55dBA、奏でる家+70dBA
- 防音性以外のおすすめポイント:耐震性、耐久性、設計対応力
大和ハウスは、用途に合わせた防音提案「音の自由区」を設けています。
公式の減音目安は、静音室「やすらぐ家」が45dBAです。「奏でる家」は55dBA、「奏でる家+」は70dBAとなります。
数値は同社測定値であり、使用状況や周辺環境、間取りによって異なります。
防音性以外の面では、建物の基礎部分を作る技術が非常に高いため耐震性に優れていることに加え、防水、防湿、防錆性が高く建物の耐久性にも優れていることが特徴です。
また、建物の設計対応力にも優れており、自分の思い描いた家づくりが可能です。
こだわり抜いたハイクオリティな家づくりがしたい人には是非おすすめしたいハウスメーカーです。
おすすめ軽量鉄骨造住宅メーカー③:セキスイハイム
- 防音性:床、間仕切り、排水管、外壁、開口部、屋根を部位別に対策
- 防音性以外のおすすめポイント:耐震性、スマートハイム、コストパフォーマンス
セキスイハイムは、住宅を工場の中で生産するハウスメーカー業界では珍しい会社です。
工場生産するからと言って、一つのモデルを大量生産する訳ではなく、全く違う設計の住宅を工場内ですべて生産します。
防音対策においては、基本的な外壁、開口部(窓)、屋根の遮音対策によって、高い防音性能を可能にしています
床や部屋間の仕切り、排水管に至るまでしっかりと防音対策がされていますので、外からの音はもちろん、屋内の生活音についても対策がされています。
防音性以外の特徴としては、まず耐震性が挙げられます。
大型地震を想定した造りとなっており、標準プランの設計であっても業界トップクラスの耐震性となっています。
また、太陽光発電と蓄電池など使って電力を自給自足することで、効率的な電力コントロールを行うことが出来るスマートハイムもおすすめのポイントです。
スマートハイムとはセキスイハイムが提供するスマートハウスのことで電気代の節約になるだけでなく、二酸化炭素の削減にもつながります。
すべて工場での生産となることで資材の無駄を防ぎ、物流コストや人件費の削減につなげることが出来る為、住宅の性能に対するコストが低いことも嬉しいポイントです。
家計と環境にやさしい家づくりをしたいと言う人におすすめしたいハウスメーカーです。
オプションの料金や特徴は住宅によって変わります。
一括資料請求をして、必ずチェックするようにしましょう。
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防音性に優れたハウスメーカー【RC造偏】
防音性に優れたハウスメーカーの最後は、RC造ハウスメーカーです。
防音性だけではなく、他のスペックにおいてもRC造の住宅が最も高いことは間違いありません。
「予算的に余裕がある」、「大きな豪邸に住みたい」、「土地はもともと所有していて建物にしかお金がかからない」と言う人は、是非、検討してみて下さい。
おすすめRC造住宅メーカー①:百年住宅
- 防音性:-55dB
- 防音性以外のおすすめポイント:耐久性、耐火性
百年住宅のWPC工法は、工場で作った鉄筋コンクリート製PCパネルを現場で組み立てます。
PCは、プレキャストコンクリートの略称です。
公式例では、1000Hzの100dBがパネル通過後に45dBとなります。窓や扉を含む建物全体の一律値ではありません。
防音性以外の面もRC造の良さを活かした災害に強い家づくりとなっており、PCパネルを使っていることでシロアリ、腐食、サビなどの心配もありません。
耐火性能も高く、外からの火事の際に火が燃え移ることや、屋内で火事が発生した際に他の部屋に火が燃え移らない構造となっています。
まさに、性能評価は、間違いなしのハウスメーカーのため、「お城のような家を建てたい」、「家づくりにお金は惜しみたくない」人には特におすすめしたいハウスメーカーです。
おすすめRC造住宅メーカー②:レスコハウス
- 遮音測定例:500Hzで90dBを40dBへ低減
- 防音性以外のおすすめポイント:青空リビング、心配レス60年保証プログラム
大手ハウスメーカー、ヒノキヤグループが展開するレスコハウスのご紹介です。
レスコハウスはRC造住宅による「災害時に避難所になる災害レスコンクリート住宅」を造ることに力を入れています。
災害が多い日本だからこそ常識を超えた強さが必要であると言う考え方のもと、躯体部分をはじめとした非常に強い家づくりを提供しています。
二重壁四層構造を500Hzで測定した例では、90dBの音を40dBへ低減しています。開口部の有無や仕様変更によって数値が変わる場合があります。
防音性以外の部分については、災害レスの家づくりを目指していることからも分かるように、耐震、防水、防風など、災害に対する強さは、間違いなく業界トップクラスです。
また、青空リビングと言う屋上の活用方法にも力を入れており、都心部に住んでいる人でも同社の高い技術と資材調達力により低コストで屋上付き住宅を検討することが出来ます。
「心配レス60年保証プログラム」は、構造躯体60年、不同沈下30年、防水15年、対象住宅設備10年です。点検や保証の対象には条件があります。
「都心部でも広い豪邸を建てたい」、「青空のもとガーデニングや家庭菜園、バーベキューなどアウトドアを自宅で楽しみたい」そういう人に特におすすめです。
おすすめRC造住宅メーカー③:大成建設ハウジング
- 外壁の遮音性能:D値45の参考値
- 防音性以外のおすすめポイント:耐震性、耐重性、喚気性
パルコンの外壁は、厚さ14cmのコンクリートパネルに断熱材や内装仕上げを施しています。
実験棟で測った外壁の遮音性能はD値45です。パネル単体はD値50ですが、いずれも保証値ではありません。
防音性以外の特徴については、耐震性に加えて、耐重性も高く、積雪量が多いところでも雪の重さで屋根が落ちると言った心配もありません。
あらゆる災害への強さは、さすがRC造と言ったところです。
また、パルコンの屋内には、独自の喚起システム「タルカス₋Ⅿ」を導入しており、空気の循環を良くして、いつでも空気環境が良い中で生活することが出来ます。
高い技術を活かした快適な家づくりがしたい人におすすめしたいメーカーです。
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防音性の高い家に住むときの費用相場
注文住宅の建設費と防音室の費用は、同じ金額にまとめず分けて考える必要があります。
注文住宅|防音性能のある家を建てる場合の建築費用相場
2025年度のフラット35利用者調査では、土地取得費を含まない注文住宅の平均建設費は4,259.8万円です。防音室の費用は、仕様別に見積もります。
建築一体型の防音室と後付けのユニット防音室では、工事範囲と費用体系が異なります。
| ヤマハ「セフィーネNS」の広さ | Dr-35/Dr-40の税込希望小売価格 |
| 0.8畳 | 77万円/107.8万円 |
| 2.0畳・標準壁 | 127.6万円/176万円 |
| 4.3畳・標準壁 | 218.9万円/268.4万円 |
| 価格に含まれない費用 | 組立費・運送費などは別途 |
賃貸|防音性能のある家を借りるときの家賃相場
賃貸住宅へユニット防音室を置く場合は、管理規約、床荷重、搬入経路、原状回復条件を先に確認してください。
ヤマハには、後から組み立てて移設できる定型タイプと、部屋の形や広さに合わせる自由設計タイプがあります。窓や空調、住宅側との施工区分も判断材料です。
防音性から考える、ハウスメーカーを選ぶ際のポイントって?

ここまで構造別の特徴やおすすめハウスメーカーのご紹介をしてきましたが、防音性から考えるハウスメーカーを選ぶ際のポイントは何か、ここで解説します。
先述もしていますが、結論、防音性からハウスメーカーを選ぶ際には、自分が家を建てる場所と自分や家族が望む音のレベルを考えて必要な音のレベルが実現できるハウスメーカーを選ぶべきです。
例えば、閑静な住宅街に家を建てる際に音に対してあまり気にならない人が、遮音性の高い住宅を選ぶ必要はありません。
もちろんですが、防音性に優れたメーカーの方が、費用は上がります。
自分が望む音のレベルと屋外の音のレベル、コストをよく考慮した上でハウスメーカーを選ぶようにしましょう。
更に詳しいおすすめのハウスメーカーについては下記の記事で詳しく解説をしています。
プロが選ぶハウスメーカーランキング-1万人以上に聞いたおすすめ住宅メーカー
また、失敗できない買い物だからこそ、資料を比較して自分の理想の住宅を見極めるのが大切です。
購入した後に後悔しないよう、オプションを考える前に必ず一括資料請求をしてみてくださいね。
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意外と見落としがちな住宅の防音性能

住宅の音は、入居後に線路の走行音や2階の足音を聞いてから気づく場合があります。
RCマンションから戸建てへ移る方も、窓や床を通る音の違いには注意が必要です。
耐震性や断熱性と同じく、遮音性能も設計段階で仕様を決めます。完成後に窓や床を直すと、追加工事が必要になるためです。
寝室、子ども部屋、音楽室では、気になる音源と利用する時間帯を書き出しておきましょう。
防音性能を高めるためのおすすめの家具の置き方
音は空気だけでなく、壁や床の振動を通じても広がります。
テレビやコンポ、洗濯機は、壁から離すと振動が伝わりにくくなります。本棚やタンスを壁際に置けば、空の壁より音を弱める効果を期待できるでしょう。ただし、家具の転倒防止対策を優先してください。
防音の仕組み【遮音/吸音/制振/防振】を理解しよう
防音は、音を抑えた結果を指す言葉です。仕組みは、遮音、吸音、制振、防振の4つに分かれます。
ピアノの音とドラムの振動では、必要な仕組みが同じではありません。
4つの違いを知ると、壁、床、天井に必要な対策を分けて考えられます。
遮音
遮音とは、音をはね返して通過を抑えることです。
遮音シートや石膏ボードは、壁の遮音対策に使われます。
遮音だけを強めると、室内で音が反射しやすくなる場合があります。
楽器室では、吸音との組み合わせが重要です。
吸音
吸音とは、材料の内部で音のエネルギーを弱めることです。
反射音を抑えるため、室内の響きも調整できます。
代表的な材料は、グラスウールなどの多孔質材です。
音漏れ対策では、遮音材と組み合わせて使います。
制振
制振とは、壁や床などの振動そのものを抑えることです。
洗濯機やスピーカーから生じる振動への対策に使われます。
制振材には、シート状の材料などがあります。
設置場所と音源の重さに合う材料を選んでください。
防振
防振とは、発生した振動が周囲へ伝わるのを抑えることです。
上階の足音やドラムの低音は、床や柱を通じて広がります。
ゴムマットや浮き床は、防振に用いられる代表例です。
低音対策では、壁の遮音だけで済ませないことが大切になります。
音は空気と個体で伝わる
音の伝わり方は、空気伝搬音と固体伝搬音の2つに分けられます。
人の声と上階の足音では、音が通る経路も有効な対策も異なります。
空気伝搬音には遮音と吸音、固体伝搬音には制振と防振を組み合わせます。
空気伝搬音
空気伝搬音とは、空気中を伝わる音です。
人の声、車の走行音、楽器の音などが当てはまります。
壁だけでなく、窓や扉、換気口から入る音にも注意が必要です。
空気伝搬音には、遮音と吸音を組み合わせます。
石膏ボードやグラスウールは、壁の構成に応じて使い分けてください。
窓や換気口に隙間があると、壁の性能が高くても部屋全体の遮音性は下がります。
固体伝搬音
固体伝搬音とは、壁や床などの固体を通じて伝わる音です。
足音、落下音、排水音、洗濯機の振動などが該当します。
固体伝搬音には、制振と防振が有効です。
ゴムマット、防音排水管、浮き床などを音源に応じて使います。
ドラムの低音や床衝撃音は建物の骨組みに伝わるため、壁だけの対策では足りません。
防音しやすいのは高い音?低い音?
一般に低い音は、高い音より遮りにくい傾向があります。
ただし、防音材の表示値がすべて500Hzを基準にしているわけではありません。
透過損失は周波数ごとに変わるため、対象となる音域を確認してください。
Rr・Dr等級と、500Hzなど特定周波数の透過損失は別の指標です。同じdB表記でも、そのまま横並びにはできません。
防音対策で注意すべきポイント2つ
住宅の防音対策は、室内で生じる音と屋外から入る音に分けて考えます。
足音、排水音、道路騒音では、弱点になる部位がそれぞれ異なるためです。
家の中の防音対策はどうやるの?
室内では、上階の足音、排水管の流水音、家電の振動を個別に確認します。
〇上階からの足音や排水菅を通る流水の防音
生活音の中で特に気になるのはこれらの音です。
排水管を通る流水とは、主にトイレとシャワーの水が排水されて通る音であり不快に感じる人も多いでしょう。
足音対策には、床材にクッション性に優れたゴムマットを使用、排水管は、防音排水管にすることで大きな対策になります。
〇2世帯住宅の場合は、水回りを上下階で同じ位置にする
2世帯住宅のように水回りが、上下階に存在するような間取りにする場合、水回りは、基本的に1階と2階で同じ位置にするようにしましょう。
これにより2階の足音などが1階に伝わることや2階の排水音が1階に伝わることを防ぐことが出来ます。
〇防音するポイントを絞って対策する
いくら家の中すべてを防音対策したいと言っても予算的に無理と言う人も多いはず。
基本的に防音対策をするとは言っても、家全体を対策することは少なく、ポイントを絞って対策をします。
よって、家の外で騒音がするというときは、騒音がする側の防音対策を強化する、家で楽器を弾きたいと言う人はそれ専用の部屋に絞って防音対策するなど、ポイントを絞った対策をすることでお財布にも優しく対策が可能です。
家の外の防音対策はどうやるの?
屋外騒音には、音が来る方向と窓、換気口の位置を重ねて対策します。
〇外からの騒音がある場合は、そちら側を重点的に対策する
線路沿いや道路沿い、工場近くなどの家であれば、必ず、一定の方向からの騒音問題が出てきます。
騒音の方向が一定の場合であれば、騒音側の外壁に対して防音対策を強化するのが費用対効果も高いためおすすめです。
〇音が伝わり易い窓の対策に注意
あまり意識しない人が多いと思いますが、窓は音が最も伝わり易い部分です。
窓の防音対策には、防音サッシがおすすめです。
防音サッシと一般的なサッシを2重にすることで更に防音性を高めることが出来ます。
防音サッシは、防音性に加えて断熱性も高めることが出来ますので、おすすめの素材です。
〇窓・扉・換気・床を一体で設計する
防音室は、防音パネルだけでなく、防音ドアや二重・三重の防音窓も必要です。
換気扇には防音仕様を選び、低音やドラムには浮き床を組み合わせます。
完成後の減音値について、保証値か参考値か、測定位置や音源、規格を契約仕様で確認してください。
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防音性能って何で決まるの?

遮音性能を比べるには、音の大きさだけでなく、測定した部位と試験条件を確認する必要があります。
住宅性能表示制度では、床衝撃音、界壁、外壁開口部を別々の項目として扱います。
防音性能は、dB(デシベル)をどれだけ減らせるか?
防音性能は、単一の減音dBだけでは判断できません。
住宅では、重量床衝撃音と軽量床衝撃音を分けて評価します。
界壁の透過損失と、外壁開口部の透過損失も別の項目です。
同じ数値でも、測定対象や単位、試験条件が違えば横並びにできません。
標準仕様かオプションか、保証値か参考値かも確かめてください。
環境省のA・B地域の基準は、昼間55dB以下、夜間45dB以下です。AA地域は昼間50dB以下、夜間40dB以下となります。幹線交通道路の近接空間における屋内基準は、昼間45dB以下、夜間40dB以下です。これらは環境行政上の基準であり、防音室の保証値ではありません。
自分に合った防音対策って?
車の走行音、電車、室外機、ピアノでは、音量だけでなく周波数と発生時間が異なります。
まず、敷地で昼間と夜間の騒音を確認してください。
寝室では夜間、音楽室では演奏時間帯を基準に考えます。屋外から入る音と室内から漏れる音も分けましょう。測定値を使う場合は、窓の開閉状態と測定位置をそろえる必要があります。
家族で気になる音を共有し、寝室、子ども部屋、音楽室ごとに優先順位を決めることが大切です。
打ち合わせでは、対象音、希望する室内レベル、測定方法を図面や仕様書に残してください。
なお、あなたの理想の家が建てられるかどうかは、どのハウスメーカー・工務店を選ぶかによって大きく変わります。
自分の希望の家は建てられるのか、価格帯は自分に合っているのか、豊富な実績があるのかなど、どのハウスメーカーが自分にピッタリなのかしっかり調べて選ぶようにしましょう。
防音性能は、建物の構造によって変わる。

構造は遮音性を考える出発点ですが、木造、鉄骨造、RC造の名称だけでは静かさは決まりません。
外壁が強くても、窓や扉から音が入れば、室内の騒音は下がりにくくなります。
床振動への対策が弱い場合は、ドラムや足音の固体伝搬音も残ります。
重量床衝撃音、軽量床衝撃音、界壁、外壁開口部の4項目を構造別に確認してください。
木造の防音性とは?
木造住宅は、壁や床の構成によって遮音性能が大きく変わります。
外壁の質量だけでなく、石膏ボード、断熱材、窓、隙間の仕様が重要です。
工場や幹線道路に近い土地では、騒音が来る方向の窓と外壁を重点的に確認してください。
軽量鉄骨造の防音性とは?
軽量鉄骨造は、柱や梁に厚さ6mm未満の鋼材を使う構造です。
骨組みが鉄でも、壁や床の仕上げだけで遮音性能は判断できません。
外壁、間仕切り、床、開口部の仕様を一つずつ確認することが重要です。
構造の耐久性と音環境は別の性能です。メーカーの数値を見る際は、測定した部位と周波数を確かめましょう。
RC造の防音性について
RC造は、鉄筋を組んだ型枠へコンクリートを流し込む構造です。
質量のある壁や床は、空気伝搬音を遮るうえで有利に働きます。
ただし、窓、扉、換気口、配管まわりが弱点になる点はRC造でも同じです。
部屋全体の性能は、コンクリートだけでは決まりません。
SRCは鉄骨鉄筋コンクリート造を指します。戸建てで比較する際は、構造名に加えて開口部と床の仕様まで確認してください。
失敗できない買い物だからこそ、資料を比較して自分の理想の住宅を見極めるのが大切です。
購入した後に後悔しないよう、オプションを考える前に必ず一括資料請求をしてみてくださいね。
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まとめ
防音の家を選ぶときは、メーカー名や構造名だけで判断しないことが大切です。
外壁、窓、床、防音室の測定条件をそろえ、対象となる音ごとに比べてください。
ピアノやドラム、道路騒音では必要な対策が異なります。間取りを決める前に、希望する室内レベルと仕様を施工会社へ伝えましょう。
この記事の監修者
井口 梓美(いぐち あずみ)
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。顧客に寄り添ったプランニングで新人賞を受賞。
その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ入社。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。
自らも宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーの資格を有し、「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。




